シュリンクフィルム 印刷の種類

●グラビア印刷
金属版を使用する印刷方式で、一般的に凹版印刷に区分されます。
印刷可能な色数:シュリンクラベルは7色印刷まで対応、ストレッチラベルは5色印刷まで対応

◆グラビア印刷のメリット
・細かい濃淡(写真画像・グラデーション・細かい文字等)を再現することに優れている
・印刷代が比較的安価のため、大ロットの印刷に適している
(1000mから印刷可能、ただし4000m以上印刷しない場合は割高)
・金属版にクロムメッキ処理を施しているため耐久性が高い(版の保管が可能、弊社基準で最終印刷から1年)
・複数の丁取りでも見当ズレが発生しにくい
・下塗り液が不要なので、R製袋加工(Rシール加工)が出来る

◆グラビア印刷のデメリット
・金属版を使用している為、凸輪印刷より製版代が高い
・小ロットの印刷の場合は、割高になる

●デジタル印刷(オンデマンド印刷)
デジタルデータから、直接シュリンクフィルムに印刷を行います。
グラビア印刷や凸版印刷とは違い、版を使用しない事が1番大きな特徴です。
印刷可能な色数:5色印刷まで対応

◆デジタル印刷のメリット
・製版が必要ないので、製版代が不要
・小ロットから印刷可能(加工ロスが発生するため、弊社では基本的に100m以上から印刷対応)
・バリアブル印刷(可変印刷)が出来るので、一つの原反に様々なデザインが印刷可能
文字や柄デザインの変更、画像の差し替え、ナンバリング等に対応(別途データ変換費用が発生する場合有り)
・版を使用していないため、見当ズレが発生しない

◆デジタル印刷のデメリット
・大ロットの印刷の場合は、凸輪印刷やグラビア印刷より割高になる
・下塗り液の影響で、Rシール加工が出来ない
・下塗り液の影響で、ロール品(自動装着機械で使用)には向かない

●凸輪印刷
樹脂版を使用する印刷方式で、製版代がグラビア印刷と比較すると安価になります。
主に小ロット商品の場合に使用されます。

◆凸輪印刷のメリット
・樹脂版を使用するので、グラビア印刷と比べて製版代が安価

◆凸輪印刷のデメリット
・印刷代が高いため、大ロット商品の印刷には向いていない
・色ムラ・カスレが発生しやすい、グラデーションは不向き
・樹脂版のため耐久性・劣化の問題があるため、基本的にリピート出来ない
(リピートの場合は、前回データと同内容で再版)
・インクが漏れやすいので、文字が太くなりやすい
・下塗り液の影響で、Rシール加工が出来ない